りぷらすのブログ

介護領域の社会的課題の解決を目指す

〜前提を問う〜りぷらすフォーラム2019テーマ決まりました

おかげさまで、クラウドファンディングも折り返し地点となりました。
79名の皆さま、誠に有難うございます。

スタッフ一同、とても勇気を頂いております。

さて、今回は3点報告させて頂きます。

1)全体のテーマの決定

「前提を問う」をテーマとしました。

  ・そもそも、今の仕組みや方法は、ベストなのか?
  ・あげたい成果を出すには、違う方法や仕組みもあるんじゃない。
  ・今のやり方で、3年後、5年後に繋がってる?

ちょっと、時間をとって、視点を変えて考えると、当たり前のように上記の問いが生まれます。しかし、目の前のことや日々の忙しさの中にいると、それに気づくことが難しくなります。

例えば、「保険」や「制度」での仕事も同様です。
これから、高齢者が急増し、社会保障支出が上昇するのは、明らかであり、新たなパラダイムシフトが求められています。
というのは、誰もが知っていますが、ではそれに向けて実際に準備をしている方は、どのくらいいるでしょうか?

今回は、第1部でりぷらすの実践を、各事業や取り組みを行うようになった背景や、前提をもとにお伝えします。

そして、第2部では、藤岡さんの「福祉」の捉え方と実践、そして荒木さんより「学びの裾野を広げる」ことについてお話を伺います。

その後に、ディスカッションを通して、私たちの思い込みや、当たり前となっている、前提を問いて行く時間となります。

良い問いは、思考をクリアにし、次の一歩を明確にします。
ぜひ、ご参加いただく皆さまと、私自身も問いを深めていきたいと思います。

 

f:id:replus:20190523181212p:plain

 

2)第1部のゲスト「楠田菜緒子」さんの紹介

第1部は、りぷらすの事業報告と、冊子の完成報告をさせて頂きます。
5/18に仙台でも実施したのですが、かなり深い質問がありました。
・お金をどうするのか?
・スタッフとして誰をどのようにアサインさせるのか?
・講座終了後にどのようにして現場の活動につなげていくのか?
・サポーターさん同士のトラブルは、どのようにしてきたのか?
・無関心層にはどのようにしていくのか?etc

冊子には記載しきれなかった部分について、当日ディスカッション出来れば嬉しいです。

そして、第1部のゲストとして「楠田菜緒子」さんにお越し頂きます。
楠田さんは、『祖父を介護する母へ、娘の私にできること。できなかったこと。』という介護の体験記を「介護Webマガジン〜私の介護。〜」という介護経験者によるWebマガジンに寄稿頂きました。

医療や福祉の従事者だからこその苦悩、そして幼い子供がどのように「生」に向き合ったのかが、描かれています。当日は、そのあたりのお話も伺いたいと思います。

note.mu

また、楠田さんは5/22に、株式会社gene主催のリハノメチャンネルに出演され、理学療法士協会会長とディスカッションされていました。

ジェンダー、子育て世代として、とても重要な問いを投げかけておられました。
僕自身も、同じように感じていた部分もあり、声を上げて頂きとても嬉しく感じました、
当日は、ぜひ楽しみにして下さい。

 

3)開催場所の決定

6/22の会場ですが、〒104-0043 東京都中央区湊3-5-2 itadaki BLDG. 4Fのatelier TOCOHAというイベントスペースにて開催します。
最寄駅は、日比谷線「築地」駅徒歩7分、有楽町線「新富町」駅徒歩6分です。

 

f:id:replus:20190523181150p:plain

申込締切は、5/30となっております。
ぜひ、ご参加頂けることを楽しみにしております。(橋本)

 

yomidr.yomiuri.co.jp

 

replus.hatenablog.jp

replus.hatenablog.jp

 

 

片手で行うゴボウのささがき

脳卒中後の非利き手での調理練習の場面です。

まな板に釘を打って、その釘に野菜をさして、左手でゴボウのささがき、ネギを切っている場面です。

 

ぜひ、参考にしてみて下さい。

 

f:id:replus:20190522153536j:image

 

f:id:replus:20190522153542j:image

 

<関連記事 >

replus.hatenablog.jp

 

replus.hatenablog.jp

  

replus.hatenablog.jp

 

募集中のイベント 

replus.hatenablog.jp

 

スタッフも募集中 

replus.hatenablog.jp

 

 

このおたからサポーター活動の凄さが本当にわかります(読者メッセージ2)

おたからサポーター活動を読ませて頂きました。

これが民間主導で行われているのか…いや民間主導だからこそここまで本気になれるのか。

私は行政勤めで介護保険事業や健康増進事業に携わっておりますので、このおたからサポーター活動の凄さが本当にわかります。最初に言っておきますが、体操教室の運営のガイドブックではありません。

住民教育とコミュニティ醸成のガイドブックです。凄さを言い出したらきりがないのですが、3つだけ凄いと感じたことをお伝えします。

まずは実績です。このサポーター活動は机上の空論ではなく、確固たる実績があり、ともて実践的なものです。詳細は本書をご覧いただきたいのですが、数字をみただけでも、年々規模が拡大し、進化を続けているのが分かります。

次にプロセスの緻密さです。サポーター養成講座から、サポーター活動の運営の流れが緻密に設計されています。入口から出口までとにかく明確です。出口がないとだめなのです。講座だけやって終わり。専門職が陥りやすいところですが、この本ではそうならないための工夫がたくさん書かれています。

最後に、りぷらすの地域に対する覚悟が伝わってくる点です。橋本さんが石巻に関わったのは、2011年に震災支援活動のボランティアとして関わったのが最初で、その後、震災支援のボランティア団体をコーディネートして、移住を決心し、介護保険事業を始めて、そしておたからサポーター活動を立ち上げたと伺っています。

自身がボランティアとして第一線で活動していたからこそ分かること、そして、この移住してまでも地域を支えたいという想いと覚悟がガイドブックから伝わってきました

きっと石巻の方もりぷらすの本気の姿勢に心を動かされた部分があるのだと思います。
結びになりますが、おたからサポーター活動をそのまま実施することが難しくても、自分の関わっている地域の実情にあわせて、このガイドブックの内容はいくらでも活かせると思いました。素晴らしいガイドブックをありがとうございました。

東京都神津島村保健センター 理学療法士
小泉 裕一

f:id:replus:20190521153929j:plain

twitter.com

 

橋本と、小泉さんがお会いしたのは、東日本大震災の支援活動を通してで、2011年のことです。
小泉さんは石巻にも支援にお越しになり、その後JICAでモンゴルに行きました。帰ってきたと思ったら、離島で行政の理学療法士として地域リハビリテーションの普及に尽力されています。

地域での地道な実践や地域リハのニーズなど、学びになることが沢山です。
同じ、地域リハの実践者として、学ばせて頂いております。(橋本)

 

 

replus.hatenablog.jp

 

無料でお届けします(2020.3.11まで)

replus.hatenablog.jp

読者メッセージを頂きました!

三重県で、理学療法士でまちの福祉×理学療法士として生活支援コーディネーターで、週末カフェを経営している杉浦さんより、メッセージを頂きました。

f:id:replus:20190521094031j:plain

「この本すげえ」と最初の数ページで声がでた。

お世辞でもなく、そんな本です。

「住民が主体的に活動する」システムが体系化されていますから。

企画としての入口は「健康と体操」かもしれません。

でも、ここで育まれた「住民の主体性」は、地域でどんなカタチにも変換可能な"チカラ"を養成しているのと同じなんですよ。

住民と地域を動かす本質が詰まっているシステムになっているのです。

だからすげえ。
いや、もはやエグい。
汚い言葉でごめんなさい。

でも、そんな私の本質、気持ちが出てしまうほど、悔しい内容でした。

それも民間主導ですよ。

住民の主体性を理学療法士として引出し、地域で多様な活躍ができる資質を育んでいるなんて。

同じ理学療法士として、嫉妬する内容だからこそ、応援したい。

私と同じように地域で奮闘するかたに届くように。

  

杉浦さんとは、2014年の7月に初めてお会いして、もう5年となりました。
現在は、カフェを営みながら、かつ生活支援コーディネーターの第1層として、まちの福祉の仕組みづくりを実践している、超実践者です。

色々な場面ディスカッションさせて頂き、問いを深め、学びを深めています。

(橋本)

twitter.com

 

 

www.instagram.com

 

 

tobagoto.com

 

replus.hatenablog.jp

 

無料でお届けできます(2020.3.11まで)

replus.hatenablog.jp


【6/22 りぷらすフォーラム東京 ゲスト荒木博行さまのご紹介】

ゲスト第2弾の発表です。

第1弾は、藤岡聡子さんでした。

今回は、株式会社学びデザイン代表取締役の荒木博行さんにゲストにてお越し頂くことが決まりました。

f:id:replus:20190520222850j:plain

【荒木さんとの出会いと学び】

僕自身、2013年にグロービス経営大学院仙台校に単科生として入学しました。

「なるほど、だから伝わらないのか」
「議論が噛み合わない構造は、そうなっているのか!」
「具体と抽象って人によって違うから、使い分けが必要なんだ」
「なぜ話が、ズレるのか、逸れるのか」

など、僕自身の論理思考の基礎となる学びを頂いたのが、クリティカルシンキングという科目であり、その講師であったのが荒木さんです。

基礎であるがゆえに、その今でも生き続ける学びでした。

「話すことの前提知識や情報が異なると、議論が噛み合わない(前提)」
「話すことの本質が明確でないと、議論がずれていき、軌道修正できない(issue)」
「言葉の解釈が広い用語は、人によって認識が変わるので危険(big word)」

この思考法や、論理思考など、同業種に会う機会が多い、医療や福祉職にめちゃくちゃ必要だと感じています。

【裾野を広げる】

さらに、荒木さんは「本」の要約を、書籍にしたりVOICY(音声)にして、様々な方に届けています。

見るだけでわかる!ビジネス書図鑑

これらの活動は、とても楽しそうであり、かつ読者、リスナーにとって、付加価値の高いコンテンツとなっています。

実は、僕自身がそうです。
学ぶ時間を捻出したいが、本1冊を読み切る時間を取るのは難しい。
細切れの時間で学べたら嬉しい。
こういう悩みを解決してくださっています。

これらは、「学びの裾野を広げる」という荒木さんの目的に一貫しています。
「裾野を広げる」
これは、「学び」だけではなく、あらゆる「専門性」を持つ「人」や「仕事」に共通することではないでしょうか?

例えば、理学療法士の専門性の裾野が広がれば、保険が必要になる前から、早期の予防に繋げられるかもしれません。
さらに、理学療法士を知るご近所さんが、ご近所づきあいの中で「信頼」を媒介とした、健康づくりに繋がるかも知れません。

そして、おたからサポーターの養成は「健康の裾野を」広げています。
また、今回の冊子は、「専門性の裾野を広げる仕組み」について纏めております。

ぜひ、皆さんと「荒木さん」や「藤岡さん」のお話を伺いながら、今後の実践を
考えていきたいと思います。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

お申し込みは、「6/22東京での特別企画への参加コース」にてお願いします。
(橋本)

 

<荒木博行さんプロフィール>

1998年慶應大学法学部卒業。住友商事を経て2003年株式会社グロービス入社。グロービス経営大学院にて副研究科長として戦略系、思考系のクラスの教壇に立つと共に、オンラインMBAの設立に貢献する。2018年、グロービスを退社し、株式会社学びデザインを設立。代表取締役社長に就任する。2018年よりフライヤーの社外アドバイザーに就任し、2019年より経営に参画する。音声メディアVoicyにて「荒木博行のbook cafe」という番組を持ち、毎朝書籍を紹介する。

主な著書に『見るだけでわかる ビジネス書図鑑』(ディスカヴァートウェンティワン)、『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』(ダイヤモンド)など。




 

 

camp-fire.jp

 

replus.hatenablog.jp

replus.hatenablog.jp