りぷらすのブログ

介護領域の社会的課題の解決を目指す

郵便物を出しに行けた!

ある日、利用者の高橋さん(仮名)から
「家の近くにポストがないから郵便物をなかなか出しにいくことが出来ない」

とのお話がありました。


そこでスタッフから「歩行練習も兼ねて郵便物を出しに行くのはどうか?」と高橋さんに提案。
ご本人からも「行ってみたい!」とのお返事があり、当事業所の近くにある郵便ポストまでスタッフが同行し、郵便物を出しに行くことにしました。

 

f:id:replus:20191028160125j:plain

ゆっくりじっくりと

 

 

無事、郵便ポストまで到着し、高橋さん自ら、郵便物をポストイン!

f:id:replus:20191024162014j:plain


その後、休憩を兼ねて、近くのベンチに座って、お話を伺ったところ
「家の近くの公共施設まで散歩したいけど、家族から1人では何かあった時に心配と言われてるから今は歩けていないの」という切ない思いをスタッフに伝えてくれました。

当事業所に戻られてから「久しぶりに歩けて良かったー!」と他の利用者さんにお話されている、笑顔の高橋さんを見て、とても嬉しく感じた瞬間でした。

(看護師:佐藤綾香)

 

 

replus.hatenablog.jp

 

 

replus.hatenablog.jp

 

 

replus.hatenablog.jp

  一般社団法人りぷらす 採用ご案内ページ

育児も介護も、助けてもらいながら、孤立しないことが大事

f:id:replus:20191025163046p:plain

仕事と家庭の両立において、「介護」と「育児」は共通する部分と、
大きく異なる部分があります。

共通部分は家族の協力

育児も介護も、一人だけで担うのはとても困難です。
それまでと大きく環境が変わり、働き方が変わってきます。
それを支えるのは、家族の理解と協力です。
変わりゆく生活や環境と同様、家族の価値観も変わります。

いつまで続くかわからないのが介護

育児は、年数と共に、保育園、小学校というように、ある程度は時間の経過と
そこで起こることが分かります。
一方介護では、介護の原因や病気によって、変わります。
また、いつまで続くかも分かりません。

育児も介護も、助けてもらいながら、孤立しないことが大事です。

そのためにも、早め早めの準備普段からの関係性が大切です。

ぜひ、今週末は家族で介護に関する価値観をお話ししてみて下さい

 

replus.hatenablog.jp

 

 

replus.hatenablog.jp

 

replus.mystrikingly.com

『介護休業』が『介護』する期間ではない理由とは

介護休業は、介護が必要な体制を整える期間です。

その期間は、会社によって異なりますが、育児介護休業法で定められている期間は、93日です。

実際に、介護にかかる期間は諸説ありますが、約5年、平均500万円という報告が多いです。

介護にはどれくらいの年数・費用がかかる?|公益財団法人 生命保険文化センター

介護休業中に、介護に没頭してしまうと、介護休業後に介護から抜けられず、
離職してしまうということに繋がってしまうケースがあります。

介護にかかる費用や、実際にはいつ終わるか分からない場合、離職することで生活困窮してしまう恐れもあります。

だからこそ、介護休業の考え方はとても重要です。

これらの関係を、1枚の図に表したのが下記の図です。

仕事と介護の両立に取り組んでいる人事や総務関係の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

また、医療や介護従事者は、介護者の介護休業の状況など把握しながら、
必要に応じて介護休業の意味をお伝え下さい。

f:id:replus:20191024160053p:plain

 

 

 

replus.hatenablog.jp

 

replus.mystrikingly.com

 

「りぷらす」が「障がい児・者」のサービスも行う理由

りぷらすは、介護保険のデイサービスと同じデイサービスの中に障がい者でも通えるサービスを行っています。(基準該当にて障害福祉サービスの生活介護・自立支援)

また、石巻の事業所では障がい児の方も通える日中一時支援サービスを行っています。(障害福祉サービス)

一般的には、高齢者は高齢者だけ、障害者は障害者だけという所が多いと思います。

なぜこのように、「要介護者」も「障害児・者」も使える仕組みにしているかというと、それぞれ制度は別でも同じ地域に住んでいるからです。

今の日本では、高齢者・障がい者・障がい児・働く世代・乳幼児・学生など、それぞれが日中過ごす場所が異なります。

その過ごし方も大事だと思います。

ただ、ずっとお互いを知らないでいると、お互いが怖い存在にもなっていきます。「今の若い子は」、「おじいちゃんには分からない」、「障がい者にはどう声かけていいかわからない」という意見は、単純にお互いを知らないというだけの時もあるんだと思います。

お互いを知り、お互いをやさしく想える時間が増えれば、社会はもっと過ごしやすくなるのではないかと信じています。

介護保険制度が使えないこのような方が実際に利用されています。

統合失調症の方

特別支援学校を出た後の方

30代の脳卒中の障害がある方

脳性麻痺の方

40代の知的障害のある方

そのため、りぷらすではいろんな方の交差点になれるよう、出来るだけ通える方の入り口を広げています。

ボランティア・見学も随時行っておりますので、お気軽にお越しください。

(小山 和良:作業療法士)

 

  

f:id:replus:20191023110149p:plain

 

 

replus.hatenablog.jp

 

replus.hatenablog.jp

 

 

replus.hatenablog.jp

 

りぷらすのホームページはこちらです。

        ↓

replus.mystrikingly.com

 

 

「住環境の変化に伴うバリア」と「避難場所の違いによる支援」の難しさ

台風19号において、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

皆様の生活の再建と、二次被害が起こらないよう
心よりお祈り致します。

今後の復旧、復興には多くの時間がかかると思われますが、
弊社も微力ながら、これまでの災害支援の経験などお役に立てるよう
尽力して参りますので、必要な支援等ございましたら遠慮なく
ご連絡頂ければ幸いです。

 

f:id:replus:20191018142129p:plain

 

りぷらすは2013年5月に設立されました。
その前身である、face to face〜東日本大震災リハネットワーク〜の活動では、

避難所支援

在宅被災者支援(全戸調査含む)

仮設住宅入居者支援

全国のリハ職の災害支援ボランティアのマッチング、マネジメント

関係機関との連携

生活不活発病の予防活動など

を全国の仲間と実施していました。

今回は、その中で最も大きな活動の一つであった、仮設住宅のバリアフリー調査
結果を共有させて頂きます。

今回の災害で、環境がハード面(住宅環境など)やソフト面(人づきあいなど)
で大きく変化していると思われます。

生活環境の変化で、起こることは東日本大震災から予想できることがあります。

ぜひ、支援者の方に参考にして頂けると有り難いです。

 

 

ご質問などございましたら、ご遠慮なくご連絡ください。

 

www.slideshare.net

 

<参考資料>

 

replus.hatenablog.jp

 

 

replus.hatenablog.jp

 

replus.mystrikingly.com