りぷらすのブログ

介護領域の社会的課題の解決を目指す

夏休みの自由研究を開催します。ケアから始まる地域づくりを考える〜空き家とローカルビジネス〜

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この度、「暮らり」さんと一緒に、ケアと地域づくりに関するイベントを企画することなりました。

暮らりの橋本さんとは、2018年の広島豪雨災害がご縁となり、その後に地域やケアのことについて一緒に考えてきました。

今回は、それらを中心にしながら、空き家やローカルビジネスとテーマにした、作戦会議を行います。

夏休みの自由研究の気分で、お気軽にご参加ください。

お申し込み先はこちらです。

https://forms.gle/zhWPBmENg6YYjc7D8

 

会場

 ZOOM(話し合いやワークをするので顔出しにてお願いします)

日時

 8月27日(金)21:00〜22:30

募集定員

 10名_学生もOK(※経営者やコンサルの方の参加はお断りしております)

 

キーワード

ケア、地域づくり、空き家、ローカルビジネス

真夏のりぷらすmeet up

りぷらすでは、現在新たな取り組みを進めるべく、一緒に活動する方を探しています。

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そこで今回は、まず知る機会として、meet upを行います。

どんな団体で、どのようなことを目指し、活動しているのか、お話させて頂きます。
その後、ざっくばらんに、お話しできればと思います。

お気軽にご参加ください。

参加希望される方は、下記へ入力お願いします。

<日時>

・8月11日 21時 〜 22時30分頃 オンライン(zoom)
・8月21日 10時 〜 11時30分頃 現地にて_その後ランチへ  
・8月21日 14時 〜 15時30分頃 オンライン(zoom)

<現在の募集職種>

・理学療法士、作業療法士
・看護師
・介護福祉士または介護職員(未経験でもOK)
・経理、労務、法務などの事務局職員など

 

お申し込み先はこちらです

りぷらす meet up

デイサービスからの卒業

2021年7月にデイサービスから卒業された方がおりましたので、ご報告させて頂きます。 

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利用当初から、熱心にトレーニングに励まれておりました。
デイサービスだけではなく、ご自宅でも出来る範囲でトレーニングを続け、
痛みや歩行能力が改善していきました。

その結果、自信を持って屋外での移動が可能となりました。
この度ご本人様の申し出によって、ご卒業となりました。
スタッフ一同、とても嬉しく思っております。
また、大変なことがありましたら、いつでもお待ちしております。

 

卒業される方の事例や特徴など、りぷらすmeet upでお話しいたします。

関心のある方はお申し込みください。

りぷらす meet up

 

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「きらきら健幸サポーター養成講座 in みやぎ生協加賀店」のご案内

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2021年9月の「きらきら健幸サポーター養成講座 in みやぎ生協加賀店」のご案内となります。

みやぎ生活協同組合様との協働プログラムは、昨年度の桜ヶ丘店、岩沼店に続いての3箇所目となります。

近隣の方で、参加希望される方は下記チラシをご覧ください。

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なお、医療や福祉の専門職やNPO関係の方で、参加を希望される方がいらっしゃいましたら、info@link-replus.com まで、ご連絡ください。

「一般社団法人りぷらす」と「みやぎ生活協同組合」が協働し、健康づくりの担い手育成を開始します。|一般社団法人りぷらすのプレスリリース

“介護からの卒業”を目指した地域での支援 ー千葉絵理加さんに聞く

本日は、2020年秋からりぷらすで働かれている看護師の千葉絵理加さんにお話を伺いました。千葉さんが看護師を目指したきっかけやこれまでの歩み、また、りぷらすで働く中で印象に残っていることや自身の変化に関する話から “リハビリ特化型デイサービスで働く看護師”の魅力を探ります。

【インタビュアー_河村由実子】

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きっかけは大好きな祖父を看取った経験から

——千葉さんが看護師を目指されたきっかけや、これまでのあゆみを教えてください。
 
看護師になりたいと思ったのは、一緒に住んでいた祖父がきっかけです。祖父は呼吸器系の病気を患っており、物心ついた頃からよく病院へ通っていました。

そこでケアをしてくれた看護師さんに憧れを抱き、私も “おじいちゃんをよくしたい” という想いから看護師養成校へ進学しました。

祖父の体調は次第に悪化し、私が学校に通い始め1年が経った頃、最期の期間を自宅で過ごすことが決まりました。大好きな祖父の最期にしっかりと関わりたいという想いから1年間休学することを選び、祖父のケアにあたりました。

そして、休学からちょうど1年が経とうとした頃、自宅で最期を看取りました。その後は学業にもさらに力が入り、看取りの看護に関わりたいと思うようになりました。

最初の就職先は、看取りのできる有料老人ホームを選びました。ここには要支援1から亡くなる方までが入所しています。働く中で老人看護に興味を持つようになった私は、看取りに関わることにやりがいをもって働いていました。

その後、結婚して子どもができて、現在は5児の母として働きながら仕事に励んでいます。働き方の観点から、外来ナースも数年間経験しました。


——りぷらすで働こうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

私の親世代はちょうど定年を迎える年齢なのですが、同級生と話をしていると60歳くらいを皮切りにいわゆる元気な人とそうではない人に分かれることに気が付きました。また、前の職場は整形外科もあるクリニックだったのですが、そこの待合室は患者さんたちの憩いの場的存在になっていました。

今後、医療費はどんどんと削減される中で、この方達の行き場はなくなってしまうのではないかと心配になりました。そこで、そういった方を対象としたリハビリ特化型のデイサービスを作りたいなと考えるようになります。

いろいろ調べていたら、りぷらすの代表である橋本さんの記事をたまたま見つけました。地元でありたい暮らしやその人らしさを支援するという事にとても魅力を感じました。また、『卒業できるデイサービス』というのにも惹かれました。自分自身、介護から卒業できるなど思ってもいなかったからです。

職業柄、病症を見る癖がある私にとって、その人の生活背景やありたい暮らし、ありたい姿について真剣に向き合うということは新鮮でした。実際に橋本さんの話を聞いて、ぜひここで働き学んでいきたいなと思いました。

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介護に関するイメージが激変!

——実際にりぷらすで働き始めて、印象に残っている出来事や自身の中で変化したことについて教えてください。

介護に対するイメージが変わりました。一番はじめに、デイサービスに自分で来る人を見た時はとても驚きました。「自分で車を運転して来るんだ、、!」って。一見元気な人でも、何かしらの悩みやできないこと、こうなりたい姿というのがあってここに通ってきているのだと改めて感じました。ありたい姿は、人それぞれに違うんですよね。


——働く中で大変だったことや、やりがいを感じた瞬間があれば教えてください。

リハビリ領域の看護師として働いてみて、改めてその奥深さを感じました。ありたい暮らし、ありたい姿の支援って、口で言うほど簡単ではありませんでした。

これまで、ケアすることを主の仕事内容としていたため、手を出さないということが最初は難しかったです。ついつい介助したくなってしまうので、しっかりと待つということを心がけています。また、リハビリ計画書の活動と参加の部分がうまく書けず、悩むこともありました。

一方で、利用者さんの「これができるようになった」という変化を感じられた時はとても嬉しいです。例えば、昔は使っていた杖を今は使わなくても歩けるようになったとか、草取りができるようになったとか。毎月行う体力測定でも、利用者さんの変化を数値で見ることができて、改めて「介護でよくなる」ということを実感します。

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5児の育児と仕事の両立

——5児の母として仕事と家庭を両立されている千葉さんですが、りぷらすでの働き方はいかがですか?

子どものことで気を使っていたことが軽減しました。子育て中だと、どうしても周りスタッフに急に迷惑をかけてしまうことが生じてしまうのですが、そんな時、りぷらすには家庭を大事にする文化があるためとても助かっています。

子どもが5人いても正職員で働けるって、すごくありがたいことだなと思っています。どっちかに迷惑がかかるなど、これまで仕事と育児の両立は難しいなと感じていたのですが、今は子育てにも仕事に対しても、前向きに一生懸命取り組めることができています。

 

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以上、本日は2020年秋からりぷらすで働かれている看護師の千葉絵理加さんにお話を伺いました。千葉さんの今後のさらなるご活躍を心より楽しみにしています。


【取材・文・撮影=河村由実子】