りぷらすのブログ

介護領域の社会的課題の解決を目指す

「社員に“介護”について知ってもらいたい」

「介護というテーマを通して、社員一人一人が家庭環境をより良くしていって欲しい」

株式会社国本引地専務より、このようなお言葉を頂戴するとともに研修のご依頼を頂き、去る11月2日に行って参りました。
セミナー開催に先立ち、改めて社長から社員へ、このセミナーの趣旨や想いが伝えられました。非常に自分ごととして捉えている方が多いからでしょうか、うなずきながら聞いてる方が多かったように思います。

 

「介護はいつ始まるかわからないからこそ、元気な時から話し合っておくことだ大事」

私がそのようにお話しますと、社員の方が突然起立し、他の社員に向けてご自身の体験を話されたのがとても印象的でした。その方は、「普段から(家族の介護について)話し合っておくこと」の重要性を力強く説いておられました。…嗚呼。この企業では普段から、経営メンバー、社員みんなで支え合う、意見を言える風土があるのだなと、感じました。

「仕事と介護の両立」という課題は、東京などの大都市および大企業を中心に取り組みが進められていますが、中小企業などではまだまだ浸透度も低いのが現状です。まして、それが東北というと、「言ってることはわかるが、うちでは難しい」などといった思いを抱える企業が目立ち、あらかじめ対策を取ろうとする企業はごく僅かといった状態です。おそらく全体の1%以下ではないでしょうか。そう考えますと、今回お話させて貰った国本さまは、東北の「最先端」といっても過言ではありません。 今後は、国本さまのように、しっかりと未来を見据え、仕事と介護の両立ができる環境作りを推進する企業を増やしていきたいと思っております。

代表理事・橋本大吾