〜前回までの内容〜
第1回:帰省のタイミングこそ、家族の暮らしについて話し合うチャンスです! 第2回:なぜ早め早めの対処が必要?
第3回:高齢者の「自宅」で発生しやすい事故とは?~傾向と対策!!~
帰省のタイミングこそ、家族や兄弟の暮らしについて話し合うチャンス!
連載4回目は、認知症の続編。認知症の症状の中でも、比較的わかりやすく、帰省のタイミングで家族が気付きやすいポイントを紹介します。
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認知症は、脳の病気。
脳は実にたくさんの役割を担っているため、症状も多種多様です。
その中でも、感情(喜怒哀楽)のコントロールが難しくなったり、物忘れが酷くなる(記憶障害)などの症状は「あれっ?」という違和感に繋がりやすいでしょう。
以下に、挙げるような場面に遭遇したことはありませんか?
母親編
1)整理整頓編
□今まで整理されていたのに雑然としている
□やたらと、物をしまいこんでいる
□冷蔵庫に同じ野菜や調味料がたくさんある
2)おふくろの味
□味付が急に濃くなった
□料理を面倒くさがり、しなくなった
□賞味期限切れのものが増えている
3)年賀状
□去年まで年賀状を書いていたのに、今年から書かなくなった
□年賀状が来ても返さなくなった
□字を書くのを極端に嫌がるようになった
父親編
1)閉じこもり
□人と交流しなくなった
□外出しなくなった
□会話がどんどん減って、テレビばかり見ている
2)感情の起伏
□些細なことで怒りっぽくなった
□周りへの気遣いがなくなり頑固になった
□何か始めるとこにやたらと否定的になった
3)興味関心
□今まで当たり前にしていた日課をしなくなった
□趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
□ふさぎ込んで何をするのも億劫がり嫌がる
上記以外にも様々な症状が認知症のサイン(兆候・前触れ)として挙げられます。
もし、「あれっ?いつもと様子が違う…」という違和感がありましたら、決してそのままにはせず、お近くの専門機関(病院や行政)にご相談ください。
〜参考資料〜
公益社団法人認知症の人と家族の会
ちょっとした違和感を感じた時こそ、
1人で抱え込まず、両親の健康について考える機会を持ってください。
帰省のタイミングこそ、家族や兄弟の暮らしについて話し合うチャンスです!
◆脳卒中予防の秘けつ(国立循環器病研究センター)
◆石巻市にご両親がお住まい場合(参考資料)
認知症ケアパス
◆石巻にお住まいのご両親に「あれ?」を感じたら…
私たち「りぷらす」までご相談ください。
◆NHKあさイチ
シリーズ・親が、心配。 ~年末年始“実家チェック”~