少し前の話になりますが、2017年10月28日、石巻まちの本棚さんにて第1回DEATH×BATH CAFEを開催いたしました。
DEATH CAFEとは………死について研究していたスイスの社会学者バーナード・クレッタズが妻の死をきっかけにおよそ10年前に始めたものです。
お茶を飲んだりお菓子を食べたりといったリラックスした雰囲気の中で死について自由に語り合うDEATH CAFE。りぷらす×まちの本棚では足湯という形でリラックス空間を作りました。
核家族が多くなっている現代では、死に触れる機会の少なくなった若い世代の、死に対する恐怖や不安が大きくなっているそうです。
自分の死に対する恐怖。
身近な人の死に対する恐怖。
病気や年齢など、ある程度覚悟の出来ている死。
事故や事件、災害など予測も覚悟もできない死。
想像がつくもの、経験したことのないもの、様々な死の形がありますが、DEATH CAFEは死を知るための入り口のような場所であり、自由に話し合うことで誰にでも訪れる死のショックを和らげるものです。
DEATH×BATH CAFEのルールとして「カフェで聞いたこと、話したことは他言無用で」というのがあるので、ここで詳しく書くことはできませんが、本当に様々な思いが語られ約一時間半の第1回DEATH×BATH CAFEは幕を閉じました。
今回の参加者の方からは
「今まで話したくてもなかなか話す機会がなかったので、今回参加出来てよかった」
「もっと他の人の話を聞きたいと思った」
など、沢山の感想をいただきました。
誰にでも訪れる死について、誰もが一度は考えるけれどそれを話す機会はなかなかないものです。
DEATH×BATH CAFEでは、死という重いテーマながらも、足湯につかりながら語ることで、参加者の方々もリラックスしてお話しされていたように思います。
第2回のDEATH×BATH CAFEも計画中ですので、興味を持たれた方、次は一緒にリラックスしながら死生観について語り合ってみませんか?