りぷらすのブログ

介護領域の社会的課題の解決を目指す

右片麻痺のまみさん(仮名)と靴  ~短下肢装具用の靴は少ない!~

先月まみさんと買い物に出かけた際、普段履く靴が見たいとのことでした。
短下肢装具を日常的に使用しており、靴コーナーに行くと装具を使っていても履ける靴が置いてあるところに向かいました。

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短下肢装具

 

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皆でお買い物。靴コーナーへ!

そこに置いてある靴は布製の物がほとんどでした。短下肢装具の靴は探してみるとあまり種類がないことに、今更ながら私自身気づきました。


他の靴を見たいとのことで、パンフレットを見せてもらい、まみさんが指さしたのは少しおしゃれなストラップ靴でした。
ですが、それは装具には適していませんでした。次に指したのがスニーカーのような靴でした。しかし、これも装具には適していないものでした。

 

ネットで調べてみるとオーダーメイドでの短下肢装具用靴はありましたが、気軽に選べて買える靴の形・色・素材はあまり見当たりませんでした。


仙台の福祉用具やさんでも状況は同じでした。また、石巻市・仙台市の短下肢装具を取り扱っているお店でも靴の見本が店舗にはほぼなく、取り寄せのないと実際には手に取れず、取り寄せたら購入しなければならなかったり、取り寄せて購入にならなければ郵送料を払わなければならないことが基本なことが分かりました。

この状況は、短下肢装具が必要な方の外出を拒む要因の一つではないかと感じました。「ありたい暮らし」とは程遠いものを感じました。(スタッフ:小山)