気付いていても、疎かになる親とのコミュニケーション。
その背景には、「いつまでも元気」という思い込みがあるからかもしれません。
実は、僕自身もそうでした。
15年くらい前のことです。僕は20代前半で、父親が60歳くらいだったと思います。
帰省した時に、母から「父が脳梗塞になって入院していた」と知らされました。
僕は、「なんでもっと早く教えてくれなかったの」と言いました。
当然、医療やリハビリテーションのことを学んでいたので、当時はなぜ早く伝えてくれなかったのか理解出来ませんでした。
後になった、それは自分に原因があるんだと考えるようになりました。
子供を心配させたくない親の気持ち。
そして、自分からは、あまり連絡をしないコミュニケーション。
離れて暮らす、物理的距離。
幸い、症状は軽く、障害もほとんど残りませんでした。
今も、仕事を続けています。
それから、より「生きること」や「命」について考えるようになりました。
みなさんが、親御さんと会う回数は、一般的には下記で計算できます。
(平均寿命:男性81才、女性87才)ー親の年齢×(帰省回数/年+他の会う回数/年)
お父さんが、75才で、年間会う回数が1回だと仮定すると、6回になります。
(81才-75才)×1回/年=6回
僕もいつまで親孝行出来るかわかりません。
今年の帰省では、家族で笑って、お酒でも飲みながら、
今後、家主がいなくなった家のことなどから、話してみようと思います。
みなさんは、今年の年末年始で、親御さんとどんなことをお話ししたいですか?
(橋本)
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