りぷらすのブログ

介護領域の社会的課題の解決を目指す

困りごとの4つのパターン

12月に始まった困りごとサポートですが、これまで8名の方が合計29回ご利用されました。その中で、見てきた困りごとの傾向についてご報告させていただきます。

利用ニーズの高かった4つの種類

①掃除関係
②整理整頓関係
③モノの移動関係
④コミュニケーション関係

掃除に関しては、換気扇や蛍光灯、神棚、お風呂場や台所、トイレ、洗濯など、日常における衛生に関するご利用が多かったです。

整理・整頓関係については、衣服の整理やカーテンの取り外し、食器洗いや、換気扇のカバーの交換、電池交換、掃除機のゴミ袋交換、カラーボックスの組み立てがありました。

移動に関しては、電子ピアノの移動、棚の移動、タンスの移動がありました。

コミュニケーションについては、ライフラインのお支払いのサポートや、話し相手になってほしいというようなニーズもありました。

現時点で利用されている方は、高齢な方が多く、加齢や病気、障害、家族との関係性などから、それまでできていた日常生活が、少しづつ難しくなり、それを抱え込んでいる状況の方が多かったです。

困りごとサポートを行うことで生活が変化した3つの事例

一人目は、ライフラインが止まっていた方のサポートです。訪問すると、滞納によって電気が止まっていた方がいました。詳しくお話をお聞きすると、生活が難しくなり、そのままにしていたようです。そして、電気料金をお支払いするためのコミュニケーションを続けることで、電気料金の支払いが可能となり、電気が開通しました。

二人目は、自宅内の掃除や整理整頓が難しくなっていた方です。困りごとサポートとして、掃除や整理整頓を進めることで、次第にご本人が自宅を片付け始め、自宅の掃除やゴミ出しをするようになりました。洗濯や、洗い物を自分でするようになり、自宅が衛生的になり、本人も以前よりも生活にハリを持って過ごされるようになっていきました。

三人目は、困りごとサービスを使うことで、社会との接点が増えた方です。ある日、突然電話を貸してほしいと事務所に来られました。それまでは、友人の方に頼っていたようですが、その時は難しかったようです。困りごとサービスを使うことで、社会との接点が増え、頼れる場所の選択肢が増えました。

お役に立てることがあれがお気軽にご相談ください

このサポート自体、プロの掃除が出来る訳では有りませんが、安価に利用できることで人と会う機会を作ることにつながります。
その一つの結果として、このようにQOLの向上や社会との設定の増加が増えてきました。
困りごとは、視点を変えると、新しく人とつながるようです。
もし、わたしたちでお役に立てることがありましたら、お気軽にご相談ください。