今日は、フードバンクいしのまきの末永さんとディスカッションさせて頂きました。
食べる資源の有効活用を通して、生活困窮かつ社会的孤立世帯と繋がり、
命を守る大事な取り組みです。
生活困窮、貧困は、もはや特別な問題ではなく、
私たち一人一人、現実に起こっていることが下記より分かります。
- 子供の相対的貧困・・・・・・・・・・13.9%で、7人に1ひとり。(厚労省2015)
- 母子世帯の貧困・・・・・・・・・・・51.4%。(労働政策研究・研修機構2018)
- 65才以上の単身高齢者女性の貧困率・・44.6%(国民生活基礎調査2015)
- 高齢者全体の相対的貧困率・・・・・・男性15.1%、女性22.1%
宮城県に関する状況はこちらのようになっています。
- 子供の相対的貧困率16.3%(H24)
- 生活保護被人員数27,343人(H26)
- 19才以下の生活保護被人員数3,895人(H26)など
(出典:宮城県子供の貧困対策 子どもの貧困に係る現状と課題について)
このような社会経済因子は、健康の決定要因の一つとなっております。
例えば、うつ、認知症、腰痛、高血圧、糖尿病など、様々な
病気、疾患は、個人に原因があるだけでなく、社会の側に原因が
あることが知られるようになってきました。
日本プライマリ・ケア連合学会の健康格差に対する見解と行動指針
「フードバンクいしのまき」の活動は、私たちの理念と合致しており
可能な活動の連携や、フードバンクの理解の促進に貢献していきます。
生活困窮も、健康も、個人の自己責任ではなく、この社会をカタチ作っている
私たち一人一人の結果として生じるものです。
まずは、下記の「フードバンクいしのまき」の活動を
ご覧いただけると嬉しいです。
末永さんありがとうございました。(橋本)
りぷらすのホームページです。
もし、よろしければご覧ください。
りぷらすのスライドです。
ご興味のある方はご覧ください。