50代前半で脳卒中になり左半身が動かしにくくなった女性の鈴木さん(仮名)。
家の事は洗濯や掃除などご自分でできる事も多い反面、1階のトイレに関しては動かしにくい左側に手すりがついていました。
そのため、退院してから3年以上もお手洗いの度に、1階で家族と過ごしていても2階のトイレまで移動しなければいけませんでした。
今回、ご自宅を訪問してトイレの環境を確認したところ、右側の壁に新たに手すりを付けられない状態ではありましたが、ご本人と動作を確認しベストポジションバーがあれば1階のトイレを使用できるのではないか、と思いました。
そこで、ケアマネージャーさんや福祉用具業者さんに相談したところ、すぐに動いていただきベストポジションバーを設置することが出来ました!
ご本人からは
「もう2階まで行かなくて良くなって本当に楽になった」
「家族に気を使うこともなくなったし、テレビでのテニスの試合も落ち着いて楽しめるようになったわ」との嬉しいお話を頂きました。
今回改めて感じたことは
◎専門職であれば一目見ただけで提案・解決することができることも、当事者やご家族にとっては長年の悩みとなっていることがあること
◎その背景としては誰に相談していいのか
◎どこに相談したらよいのか
◎どうやって相談したらいいのか
などの問題があると感じました。
また自分なりの反省点としてはもっと注意してアンテナを張っていれば早く解決が出来たと感じました。(スタッフ小田)