りぷらすのブログ

介護領域の社会的課題の解決を目指す

りぷらすスタッフ紹介【小山和良さん】

こんにちは。事務局の鈴木です。
スタッフインタビューも3人目となりました。

石巻デイの作業療法士であり、二児のお母さんでもある小山和良さんに、仕事やプライベートなこと諸々インタビューしました。

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Q1:出身地はどちらですか?

茨城県の下館市(現在筑西市)出身です。田んぼに囲まれた、のどかな雰囲気の町です。

Q2:「作業療法士」を職業として選んだ理由を教えて下さい。

高校時代の先輩が作業療法科に進んでいて学校見学に行きました。その後、作業療法士のことを調べたら「作業(農作業・陶芸・手工芸・木工・料理など)が治療になる」ことを知りました。私自身が小さいころから工作に没頭している時間が好きで、なにか失敗や怒られた日もその時間に救われていました。作品が1つ出来るとまた次もやりたくなったり、今まで使ったことのないカッターにも何度も挑戦したりと、気持ちと頭と体が動く楽しさを感じました。気持ちや体が動きにくくなった人にも、この作業の持つ力によって再び心身を動かすきっかけになるのだろうなと思ったったのと同時にそのことがとても面白く感じたのが職業として選んだきっかけです。

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Q3:宮城県に来たのは東日本大震災でのボランティア活動と聞いていましたが、被災地の中でも「石巻」を選んだのは何故ですか?

石巻はたまたまでした。NHKの「ハートネットTV」という番組を拝見し、当法人代表の橋本が、当時所属していた団体として出演していました。その中でボランティア募集していたのが「石巻」だったからです。

 

Q4:りぷらすが発足してから8年になりますが、これまでで強く心に残っていること、忘れられない出来事などありましたら教えて下さい。

二つあって、先ず一つは「トイレに自分で行けないなら死にたい」と歩くのが不自由になった方が話されたことです。トイレに行けないために死ぬって何だろう?と衝撃を受けました。

学生時代に、旅先のカンボジアではウンチをするためにわざわざ地雷畑に行き、足を地雷で失うという話を聞き、人間にとってトイレというのは「生死」をも考える程、深刻なことなのだと強烈に感じたことを思い出しました。

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二つめは、餅つきを利用者さん・ボランティアさんの力を借りてはじめてやったことです。餅つきをするために、こんなに準備が大変だったのかと…餅つきするための道具の名称、作業名の単語など初めて知ったことも多く、準備や実施の殆どを利用者さんやボランティアさんの力をお借りして行えました。沢山の人に支えられていることを実感し、強く心に残る出来事となりました。

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Q5:仕事・家庭・子育てと日々何役もこなされていると思います。働くお母さんが増えている中、小山さん自身が働く上で大切にしていること、心がけていることなどありましたら教えて下さい。

最近は、出来るだけゆっくり話したり・動作することを心がけています。(これでも)どうしてもばたばたしてしまっているのが家族に申し訳なく思っています。



Q6:これからの目標を教えて下さい(仕事・プライベートどちらでも!)

ここ数年、自分が行きたい勉強会に行けないことが多かったのですが、昨年の年始に勉強会に参加する機会が得られたことで、「自分自身が行けない理由をつけていた」ことに気づき、これからは「自分のやりたい事に素直になる」ことが大事だと思いました。好きに生きる⇒笑って生活する、ことに繋げていきたいです。
利用者さんには目標をお聞きしているのに、自分自身が出来ていないと説得力がないなとも思いました(笑)

 

 

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